エアコンは普段からお掃除がしにくく掃除の手間もかかるため、自動お掃除機能付きエアコンを購入している方も多いのではないでしょうか。
エアコンの「自動お掃除機能」はその名のとおり「自動でお掃除してくれる」というイメージにつられて掃除は不要と考えがちですが、自分でも掃除しないとエアコン内部が驚くほど汚れてしまいます。
今回は、自動お掃除機能付きエアコンの機能や自分で掃除する必要性、自分で掃除する場合の注意点などを解説していきます。
Contents
エアコンの自動お掃除機能とは?
エアコンの中でも、主にフィルターを自動洗浄する機能がついているエアコンは「自動お掃除機能付きエアコン」と呼ばれています。
自動洗浄機能では、フィルターに付着したホコリをブラシでかきとって、ダストボックスに回収していきます。
メーカーによって機能はさまざまですが、低い価格帯ではフィルターのみを自動掃除するものが多いです。
価格帯が上がるにつれて、抗菌機能や撥水コーティングを導入して汚れがつきにくくなったり、熱交換器まで自動掃除してくれたりと機能が向上します。
最新のものでは、ダストボックスの容量が大きく「10年ゴミ捨て不要」のものや、フィルターのゴミを自動で屋外に排出してくれるものもあります。
しかし、それぞれの機能をきちんと把握し、使いこなせていなければ意味がありません。
冷房、暖房と用途が決まっているエアコンは、購入後に取扱説明書を読んだことがないという方も多いかと思います。
取扱説明書はメーカーのサイトで検索できるものもありますので、この機会に、お手持ちのエアコンの機能を詳しく調べてみましょう。
お掃除機能付きのエアコン見分け方
特にマンションなどに元からついていたエアコンなど、自分で購入していないエアコンはお掃除機能付きかどうか把握していない場合もあるかと思います。
自動お掃除機能付きエアコンは、リモコンのボタンや本体の外見で見分けることができます。
自動お掃除機能付きエアコンのリモコンを見ると、ボタンの中に「自動掃除」や「フィルター掃除」などと書かれていることが多いです。
まれに上下ボタンで選択しないと掃除機能が表示されないこともあります。
エアコン本体では、機械で掃除するためにフィルターが簡単に外せなくなっているものがほとんどです。
ものによってはフィルターが半分ほど隠れていたりロックされていたりします。
また、ダストボックスを備えているため、パネルを開くとダストボックスが手前についていることが多いのも特徴です。
さらにぱっと見で判断するには、エアコン本体の厚みをチェックする方法もあります。
自動お掃除機能のないエアコンと比べて、掃除機能がついているとどうしても厚さが出てしまいます。
厚みがある大きなエアコンはお掃除機能付きであることが多いです。
それでも判断しづらい場合は、型番を入力してウェブサイトで検索したり、メーカーに問い合わせたりすると良いでしょう。
エアコンにお掃除機能がついていると掃除しなくていい?
「せっかくお掃除機能付きのエアコンを買ったんだから自分で掃除しなくても大丈夫!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
実はお掃除機能付きのエアコンでも、きちんとお手入れしないとカビや異臭を発生させる原因になってしまうのです。
お掃除機能付きエアコンでも、掃除が必要な理由について確認していきましょう。
お掃除機能付きでも定期的なお手入れが必要
お掃除機能付きといっても掃除してくれるのはほとんどフィルターのみとごく一部です。
エアコン内部全体をキレイにしてくれるわけではありませんので、定期的なお手入れが必要になります。
一般的に、ほとんどのメーカーが週1回や月2回の間隔でお掃除することを推奨しています。
毎日使っていたり、1日中つけっぱなしにしていたり、稼働時間が長い場合は頻度を上げてお掃除すると良いでしょう。
また、キッチンの近くに設置しているエアコンでは油汚れが付着して、ゴミやホコリもつきやすくなります。
さらに喫煙者がいる場合には、煙の汚れや臭いが付着しやすくなってしまいます。
お掃除機能がついている機種でも、年数経過とともにファンや熱交換器などには生活臭や汚れが付着しますので注意が必要です。
お掃除機能付きのエアコンを掃除しないとどうなる?
お掃除機能付きエアコンの機能に頼ってしまい、自分でまったくお掃除をしない場合はどうなってしまうのでしょうか。
エアコンの内部を掃除しないとどうなるのかについて解説していきます。
嫌な臭いが発生する
冷房を使用した後には、どうしても水分が残ってしまいます。
水分はホコリやカビを寄せ付け、生活臭も吸い込んでしまいます。
時間が経過した生乾きの洗濯物が臭ってしまうように、カビの発生したエアコンからも嫌な臭いがしてしまい、さらに風にのって部屋中に臭いをまき散らしてしまうのです。
定期的に掃除をしないとこのようにホコリやカビによって、異臭の原因となります。
エアコンの効きが悪くなる
自動のお掃除機能がついていても、フィルターの隅々やファンなどエアコン内部にはホコリが残っています。
フィルターにホコリが詰まると風が通りにくくなり、上手に空気を取り込むことができなくなるため、エアコンの効きが悪くなってしまいます。
冷房をつけてもなかなか部屋の温度が下がらないと、ストレスになってしまうでしょう。
カビや菌が発生する
先にも紹介したように、夏場にエアコンの冷房運転をすると内部で結露が発生し、エアコン内部は濡れたままの状態になるので、カビが発生してしまいます。
さらに、湿気やホコリと合わさってカビだけでなく菌類も発生させます。
パネルに黒い斑点がついていたら、実は内部にはもっとたくさんのカビが隠れています。
また、エアコンから送り出された空気に含まれるカビや菌類を吸うことで、咳やアレルギーの原因になってしまうこともあります。
快適に過ごすためのエアコンで健康被害になってしまわないように、定期的なお掃除が必要なのです。
電気代がかさむ原因にも
エアコンの効きが悪くなると、より多くの空気を取り込もうと無駄なエネルギーを消費してしまいます。
エネルギーを消費すると電気を多く使うことになるので、電気代がかさんでしまう原因になります。
冷房をつけても思うように部屋の温度が下がらないと、ついつい温度設定をさらに低くしてしまうことで、さらに電気代がかさむ原因になります。
お掃除機能付きエアコンを掃除する方法
お掃除機能付きエアコンでも、定期的に掃除をする必要があることが分かりました。
しかし、実際にどのようなお手入れが必要なのでしょうか。
お手入れが必要だと感じたときに、まずは自分でできる掃除方法を解説します。
高い所での作業もありますので、安定した場所で脚立などを利用し、安全な状態で行ってください。
エアコンの電源を切ってパネルを開く
お掃除機能付きエアコンを掃除するときは、まずエアコンの電源を切りましょう。
なぜなら、電源に水がかかってショートしてしまったり、内部にたまったホコリによってコンセントに引火したりと、危険があるからです。
電気が通っていると、誤作動により思わぬ怪我や故障につながる可能性も考えられるので、最初に必ずエアコンの電源を切ってから作業に入りましょう。
ダストボックスがある場合は取り外す
次に、ダストボックスを取り外します。
からめ取ったホコリなどのゴミを自動で排出してくれるダストボックスもありますが、取り外せる場合は取り外して掃除しましょう。
手前についていることが多いですが、場所が分からない場合は取扱説明書で確認してください。
ダストボックスにたまったホコリを捨てる
ダストボックスを取り外したら、中にたまったホコリを捨てましょう。
長いもので10年分のゴミがためられるとうたっているものもありますが、経過年数が少なくても使用頻度によってホコリがたまっていることがあります。
ホコリをこまめに捨てるだけでも、ハウスダストの浮遊を防ぐことができます。
エアコンのフィルターを外す
フィルター掃除機能がついていても、隅の方など落としきれない汚れやホコリなどがフィルターに残っています。
残った汚れやホコリをしっかり落とすために、フィルターを外して掃除しましょう。
フィルターやダストボックスについたホコリを掃除する
フィルターに付着したゴミ、ダストボックスに残ったホコリを取り除きましょう。
フィルターのゴミは、こすらず掃除機で吸い取ります。
歯ブラシなどでホコリを押し込むと目詰まりの原因にもなりますので注意してください。
ダストボックスについたホコリは歯ブラシや掃除機を使って掃除します。
フィルターやダストボックスを水洗いして汚れを落とす
掃除機で吸いきれなかった小さなチリを水で洗い流します。
表側から水をかけると、フィルターの目詰まりの原因に。
水をかけるときは、裏側からかけるのがおすすめです。
油汚れや臭いが取れない場合は、中性洗剤を薄めた洗浄液につけて洗いましょう。
タオルで拭いて陰干しする
タオルで水気を拭いたら、風通しがいい日陰に干して乾かしましょう。
ここでしっかり乾かさないと、せっかく掃除してもエアコン内部でカビの温床になってしまうことがあります。
なお、メーカーによって正しい掃除方法が決められている場合もあります。
詳しくは取扱説明書やメーカーのウェブサイトを見てみましょう。
セルフクリーニングで行えるのはここまでです。
また、熱交換器や送風ファンなどは、故障の原因にもなりますので、表面のホコリ取り程度にとどめておきましょう。
市販のスプレーを使用した洗浄方法は、洗浄液がエアコン内部に残ってしまうリスクなどがあり、メーカーからは推奨されていません。
お掃除機能付きエアコンもプロのクリーニングがおすすめ!
エアコン内部のクリーニングは数年に1度と言われていますが、業者に頼むとお金がかかるので、自分で掃除したいという方も多いでしょう。
しかし、エアコン内部はパーツが複雑に入り組んでおり、やり方を調べるだけでも時間をとられてしまいます。
掃除中に部品を壊してしまうことや、思わぬ故障につながることもあります。
セルフクリーニングでの故障はメーカーの保証対象外になってしまうことも多く修理代がかさみ、最悪買い換えることにもなりかねません。
そのため、エアコン内部までの徹底したお掃除は、ハウスクリーニングのプロにお任せすることをおすすめします。
エアコンクリーニング業者の選び方は?
数年に1度とはいえ、エアコンクリーニングは平均的に1万円前後かかるため、エアコンクリーニング業者は価格重視で選んでしまいがちです。
安価な個人業者もネットで見受けられますが、仕上がりが思ったとおりにならない場合や、知識や技術に差があるのも事実です。
思わぬトラブルになって後悔しないためには、専門知識を持ったプロにお任せするのが安心でしょう。
また、選ぶ際のチェックポイントは主に以下の5つです。
- 作業時間はどれくらいかかるか
- 予約が取れやすいか
- 事前に作業内容や料金を説明してもらえるか
- さまざまな機種に対応できる技術力があるか
相場から大きく外れる料金設定である業者への依頼は、避けた方が無難でしょう。
ねこの手クリーンとは?
「ねこの手クリーン」は、山形県を拠点とする、オフィス清掃、店舗清掃、ハウスクリーニングのプロフェッショナルです。
「ねこの手も借りたい」という忙しい方のお手伝いをすることをモットーとして、最新の技術を研究しながら、低価格で高品質の清掃サービスを提供するために、日々努力しています。
清掃の範囲も床、ドア、窓、キッチン、サニタリー(洗面所、風呂)、エアコンなど、一般的な家庭において掃除のお悩みになりやすい箇所ほとんどを網羅しています。
複数箇所をまとめて依頼する際に料金がお得になる大掃除パックも用意されているので、年末の大掃除シーズンに大活躍ですね。
どの業者にお願いして良いか分からない方、気になった方はぜひ「ねこの手クリーン」を検索してみてください。
ねこの手クリーンのエアコン掃除
エアコンのセルフクリーニングでは、フィルターや送風口など、目に見える範囲しか掃除することができません。
その点、ねこの手クリーンにお任せすれば専用洗剤と高圧洗浄機でエアコン内部までしっかり洗浄してくれます。
さらに洗浄後は防カビ剤を塗布することで、クリーニング効果が長持ちし、臭いや汚れを防いでくれます。
なお、ねこの手クリーンのエアコンクリーニングの料金は以下のように設定されています。
清掃箇所 | 清掃方法 | 単位 | 単価(税込) |
---|---|---|---|
エアコン | 内部薬剤洗浄 | 1基 | 11,000円 ~ |
自動掃除機能付きのエアコンは、そうではないモデルに比べて内部構造が複雑になっているため、クリーニング費用が高い傾向にあります。
使用している機種やオプションによって料金が異なる場合もありますので、詳しい料金は、電話やウェブサイトのフォームから問い合わせてください。
秋や春などのシーズンオフには、空気が循環しなくなるためエアコン内に湿気がこもってしまい、カビや臭いが発生しやすくなります。
シーズンオフに入る前にしっかりお手入れしておくことが重要です。
仕事や家事で忙しい方でも、電話1本でエアコンのクリーニングを依頼できます。
自分ではなかなか落とせない汚れは、プロの高い技術力にお任せして快適に過ごしましょう。