「久しぶりにエアコンをつけたら、なんだかカビくさい…。」
「くしゃみや咳が止まらない」
そんな経験がある人、意外に多いのではないでしょうか。
その原因は、エアコンの内部に付着したホコリや汚れが、風と一緒に空気中に舞ってしまうことで起こります。
健康のために、エアコンは小まめな掃除が欠かせません。
とはいえ、どのくらいの頻度でエアコン掃除をすると良いのでしょうか?
今回は、エアコン掃除の頻度について、プロが教えるエアコン掃除のコツと一緒にご紹介していきます。
夏や冬のシーズン前、エアコン掃除をするときの参考にしてください。
エアコンの掃除はどれくらいの頻度がおすすめ?
エアコンは内部の汚れが見えないため、うっかり掃除を忘れてしまうと、くしゃみや咳などのアレルギー症状を引き起こす、ホコリやカビが溜まってしまいます。
また、フィルターにホコリが溜まりすぎてしまうと、エアコンの効きが悪くなり、電気代が高くなってしまう原因となるため、定期的な清掃が欠かせません。
フィルター掃除は月1回
使用頻度や季節にもよりますが、フィルター掃除は、最低でも月1回を目安に行うのがおすすめです。
もし、毎日エアコンを使う人や家にいる時間が長い人、夏場や冬場に夜通しつけっぱなしにするという人は、月に2~3回掃除すると、より安心して快適に使用することができるでしょう。
さらに小さなお子さんがいる家庭では、アレルギー対策として、週に1回、より頻繁に行うことをおすすめします。
自分でできる簡単な掃除方法(フィルター掃除)
こまめな掃除というものの、フィルター掃除とはいえ、なかなか手間だと感じてしまう人もいるはずです。
また、実際にはどこまで自分で掃除ができるのか、どうやって掃除をしたらいいのか分からないという人もいるでしょう。
そこで、セルフクリーニングの簡単な方法をご紹介します。
1.エアコンの電源を切る
掃除を始める前に、まずはエアコンの電源を切り、コンセントを抜きましょう。
電源を切らないまま作業を行うと、感電などの事故につながることや、エアコンが故障してしまう場合があります。
必ず電源が切れていることを確認してから掃除を行うようにしてください。
もしコンセントが見当たらない場合は、ブレーカーを落とすと良いでしょう。
2.フィルターを外してホコリを取る
次に、エアコンの前面パネルを開け、フィルターの掃除を行いますが、このとき、ホコリやカビが舞い散ることを想定して、マスクをつけて作業しましょう。
まずは、フィルターがエアコンに付いたままの状態で、掃除機でおおまかなホコリを吸い取っていきます。
大体のホコリが取れたら、フィルターをゆっくりとエアコンから外し、引き続き掃除機でホコリを取っていきましょう。
一般的に、エアコンのフィルターの縁部分に、表面(外側)や裏面(内側)といった印があります。
この印を参考に、フィルターの表面から掃除機をかけていきます。
裏面から掃除機をかけてしまうと、ホコリがフィルターの目に詰まってしまうので注意してください。
フィルターを洗う
掃除機でホコリを取ったあとは、フィルターを水洗いします。
ホコリの詰まりを防ぐため、掃除機をかけたときとは逆に、裏面からシャワーを当てていくようにしてください。
細かなホコリや汚れがついている場合は、歯ブラシなどを使って取り除くと良いでしょう。
フィルターはプラスチック製であることがほとんどなので、あまり力を入れすぎず、優しく洗うのがポイントです。
水洗い後は、柔らかい布で優しく拭き、陰干しで完全に乾かすようにしてください。
エアコンの内部と外部をきれいにする
フィルターを乾かしている間に、エアコンの内部と外部をきれいにしていきましょう。
内部は、エアコンの吹き出し口から掃除をします。
細いものや平らなもの、例えばペーパーナイフや割り箸にガーゼやウエスなどの柔らかい布を巻き付け、吹き出し口の中を拭いていきましょう。
この時、見えない部分もきれいにしようと奥まで入れすぎると、エアコン内部の部品を傷つけてしまう恐れがあります。
見える範囲をきれいにするという意識で、注意して拭きとるようにしてください。
エアコンの外部に付着しているホコリや汚れは、乾いた布で拭いて落としますが、油汚れでベタベタしている場合はお湯で濡らした布で拭きとると良いでしょう。
フィルターを戻す
最後に、フィルターをエアコンに戻します。
取り付ける際は、フィルターがしっかり乾いているかを確認しましょう。
フィルターが生乾きのままだと、新たなカビが発生してしまう可能性があります。
必ずしっかり乾かしてから戻しましょう。
本格的にするなら1~2年に1回
フィルター掃除をする目安は月に1回ですが、1~2年に1回は、より丁寧に本格的な掃除をすると良いでしょう。
自分で掃除するほか、プロのクリーニングを依頼するという方法もあります。
プロによるエアコン掃除については、後ほどご紹介していきます。
クリーニングの頻度を増やした方がいい場合もある
生活環境や設置場所によっては、エアコンの掃除はよりこまめに行った方が良い場合もあります。
エアコンの設置環境が、次にご紹介するような環境である場合、クリーニングの頻度を増やした方が良いでしょう。
1.ペットを飼っている
ペットの中でも、犬や猫、鳥など毛が抜けやすい動物を飼っている場合は、エアコン掃除をこまめに行うのがおすすめです。
ペットから抜け落ちた毛がエアコンの内部に吸い込まれ、ニオイや汚れの原因になってしまう可能性があります。
場合によっては、ダニやノミの死骸がエアコンの内部に溜まってしまうこともありますので、ペットを飼っている人は、ご自身とペットの健康のためにも、気づいたときに頻繁にエアコンの汚れをチェックすると良いでしょう。
2.キッチン近くにエアコンがある
キッチンから近い場所にあるエアコンは、通常よりもエアコンに汚れが溜まりやすくなります。
その原因は、調理中に出る油分を含んだ煙が、エアコンの内部に入ってしまうからです。
油を使う料理をした場合、多くの煙は換気扇に吸い込まれていきますが、換気扇に取り込まれなかった煙はエアコンに入り込み、エアコン内部のホコリや汚れに付着してしまいます。
油と結びついたホコリや汚れ、カビは、より落としづらくなってしまうため、こまめな掃除を心がける方が、むしろ掃除に手間がかからなくなるでしょう。
また、キッチン近くのエアコンは、内部だけでなく外側も油でべたつきやすいので、掃除のときは本体の拭き掃除も忘れずに行いましょう。
3.加湿器を使用している
エアコンを使用するとき、部屋の空気が乾燥するのを防ぐために加湿器を使うという人も多いと思いますが、注意しなければいけないのが加湿器によるカビや雑菌です。
長い時間、部屋を閉め切った状態で加湿器を使い続けると、湿気により室内にカビが繁殖しやすくなり、結果的にエアコンにもカビや雑菌が付着してしまうことが考えられます。
エアコンと加湿器を併用する場合は、定期的に窓を開けるなど換気を行うようにすると同時に、エアコンも頻繁に掃除するようにしてください。
エアコン掃除をしないと起こること
ここまではエアコンの掃除方法について紹介してきましたが、もしエアコンの掃除をサボってしまった場合、どのようなことが起きるでしょうか。
エアコン掃除をしなかった時に現れる4つの影響について、見ていきましょう。
エアコンの稼働率が下がる
フィルターに溜まったホコリは、エアコンの稼働率に影響します。
ホコリが溜まったままでいると風の通りが悪くなってしまい、なかなかエアコンが効かない状態になってしまいます。
快適にエアコンを使用するためにも、最低でも月に1度はエアコン掃除をするようにしましょう。
電気代がかかる
フィルターにホコリが溜まった状態では風の通りが悪くなることから、エアコンは通常よりも多く電気を使うことになります。
そのため、必然的に電気代もかかることになり、「想像していたよりも電気代の請求が高くなってしまった」ということにもなりかねませんので、注意してください。
部屋の空気が汚れる
エアコンの内部にホコリやカビ、汚れが付着している場合、エアコンから出てくる風にも、それらの物質が含まれてしまい、部屋の空気が汚れる原因になります。
その空気を吸い込むことでアレルギーなどの健康被害を起こすことも考えられるので、注意が必要です。
嫌なにおいがする
エアコン内部には、汚れやカビだけでなく、調理中の煙や食べ物、たばこ、ペットのニオイなど、日常生活で発生するニオイも付着しやすくなっています。
それらがエアコンからの風と一緒に送られることで、部屋の中に嫌なニオイが漂ってしまうことになるのです。
お気に入りのルームフレグランスを置いていても、エアコンから臭いニオイが漂ってしまう…なんてことがないように、定期的にエアコンの掃除をするのをおすすめします。
シーズンが終わったらプロに掃除を任せてみても
定期的に自分で行う掃除に加えて、真夏や真冬のシーズン終わりには、プロによるエアコン掃除で徹底的にきれいにするのもおすすめです。
当社「ねこの手クリーン」では、ハウスクリーニングの他に、エアコンクリーニングのサービスも行っています。
エアコンのセルフクリーニングでは、フィルターや送風口から届く範囲しかきれいにすることができませんが、当社ではエアコン内部から、専用洗剤と高圧洗浄機で洗浄していきます。
さらに洗浄後は防カビ剤を塗布することで、クリーニング効果が長持ちします。
エアコンの掃除メニュー
当社では、エアコン1基からクリーニングを受け付けております。
掃除場所 | エアコン |
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清掃方法 | 内部薬剤洗浄 |
料 金 | 1基 11,000円(税込)~ |
プロの技術によるエアコンクリーニングで、ぜひ快適な空間を手にしてください。