フローリングにワックスは必要ない?ワックスのメリットやデメリットを紹介

「フローリングの美しさを保ちたい」「フローリングの耐久性を向上させたい」といった理由から、フローリングにワックスをかけたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

フローリングワックスには、フローリングの傷や変色を防げるなどのメリットがある一方で、塗り方を間違えるとかえって見た目が悪くなってしまうなどのデメリットもあります。

本記事ではフローリングワックスのメリットやデメリットについて解説するとともに、フローリングを長持ちさせるためのポイントや、ワックスを業者に依頼するメリットについても解説します。

フローリングワックスについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

フローリングワックスのデメリットとは?

フローリングワックスのかけ方やワックスの選び方を誤ってしまうと、フローリングの美しさを損ねるリスクがあるため注意が必要です。

ここでは、フローリングワックスのデメリットについて解説します。

ワックスの中に汚れが入ってしまう

フローリングの清掃が不十分な状態でフローリングにワックスがけを繰り返していると、古いワックスと新しいワックスとの隙間に汚れが入り込む可能性があります。

新しいワックスで閉じ込められた汚れは、フローリング表面に付着した汚れと違って簡単に落とすことができません。こうした汚れの積み重ねが時間の経過とともに黒ずみとなり、ワックスをかけたにもかかわらず、フローリングが汚れて見えてしまう原因にも。

黒ずみを落とすためには、一度ワックスを完全に剥がした状態にしてから清掃を行う必要があります。

また、ワックスの剥離は、ワックス剥離剤などを用いながら少しずつ古いワックスをこすり落とさなければならないため、コストと手間がかかる作業です。

ボロボロと剥がれてしまうことがある

誤ったワックスがけによってワックスがボロボロと剝がれてしまう可能性もあります。例えば、ワックスの成分と相性が悪い床用洗剤を使用してしまった場合や、ワックスをかける前の下処理が不十分なために密着不良を起こしてしまった場合などです。

せっかくかけたワックスが消しゴムのカスのようにボロボロと剥がれ落ちるため、カスを取り除く手間が増えることに加え、フローリングの見栄えも悪くなってしまいます。さらに、一度このような状態になってしまうと、上からワックスを重ねようとしてもきれいに仕上げることが難しく、次回のワックス施工にも悪影響を与えてしまう恐れがあります。

ムラになってしまう

ワックスのムラが生じてしまうこともデメリットとして挙げられます。
ムラが生じる理由は、主にワックスの選び方と塗り方です。
例えば、フローリングの材質と相性が悪いワックスを選んでしまうと、フローリングとの密着性が悪くなるため、ムラが生じてしまいます。

また、一度に大量のワックスを塗布してしまうと、均一に乾燥させることが難しくなるため、ムラが生じやすくなります。
ムラが生じないようにワックスを塗布するためには、適切な道具を用いて一定の厚みに塗布する技術が必要です。

ワックスの選び方や塗り方といった知識や技術がないと、ワックスをかけても美観を損ねるだけで終わってしまう可能性があります。

フローリングワックスのメリット

フローリングワックスのデメリットだけを見てしまうと、ワックスがけは必要ないと思われるかもしれませんが、一方で得られるメリットもあります。

ここでは、フローリングワックスのメリットについて解説します。

細かい傷を防げる

ワックスをかけることによってフローリングの表面を保護できるため、フローリングに傷がつくのを防げます。

日常生活の中で、気づかないうちにフローリングに傷をつけてしまうシーンは多々あります。例えば、スリッパをはいて歩いたり、テーブルやイスを引いたりする行為は、フローリングに傷をつける要因となります。

特に、頻繁に人が出入りする場所や、日常的に人が集まる部屋ではフローリングに傷がつきやすいです。

このように、日常生活で生じたフローリングの細かい傷は、ワックスが形成する保護層によって防ぐことができるので、フローリングの細かい傷が気になる方にとってワックスは大きなメリットです。

ただし、フローリングをワックスでコーティングしたからといって、重量物を床に落とした際にできる傷など、すべての傷を防ぐことができない点には留意しましょう。

変色を防げる

フローリングの変色を防ぐ効果が期待できることもワックスのメリットです。

フローリングは長期間にわたって太陽光や照明の光にさらされると、変色する場合があります。
特に、太陽光に含まれる紫外線の影響を受けやすく、窓際や日当たりの良い場所では変色が目立ちやすくなる可能性が高いと言えるでしょう。
また、紫外線による日焼けでフローリングの光沢が失われたり、耐久性が低下したりすることもあります。

しかし、ワックスをかけていればフローリングの表面を保護してくれるため、変色や劣化を防ぐとともに、美しいフローリングを長持ちさせることができるでしょう。

お手入れしやすくなる

ワックスをかけることで、日々のお手入れが楽になることもメリットです。
例えば、フローリングに飲み物や食べ物をこぼしてしまったとしても、ワックスがフローリングへの浸透を防いでくれます。

そのため、汚れが付着しにくいことに加え、汚れた際もさっと拭き取るだけで簡単に汚れを取り除くことができます。

また、ホコリやゴミが付着しにくくなる効果も期待できることから、日々の掃除が非常に楽になるでしょう。

掃除が短時間で済むようになり、空いた時間を有効に活用できるので、QOL(生活の質)向上にも貢献します。

フローリングを長持ちさせるためのポイント

フローリングを長持ちさせるためには、日々のメンテナンスはもちろん、フローリングに負荷をかけない行動をすることが大切です。

ここでは、フローリングを長持ちさせるために注意すべきポイントについて解説します。

こまめに掃除をする

ホコリや砂がフローリングの劣化の原因となるため、こまめに掃除することがフローリングを長持ちさせることに直結します。
基本的には掃除機を用いた掃除と、モップ等を用いた乾拭き掃除を併用すると良いでしょう。

掃除機だけでは吸い取れなかった細かいゴミや砂は、モップや雑巾を使用することで取り除くことができます。

ただし、スチームモップやスチーム掃除機をフローリングの清掃に使用するのは避けましょう。水分や摩擦によってフローリングを傷めてしまうことになり、結果としてフローリングの劣化を招く恐れがあります。

定期的にワックスをやりなおす

フローリングワックスの効果は一生続くわけではありません。そのため、フローリングを長持ちさせるためには、定期的なワックスがけが必須です。

ワックスの効果は時間の経過とともに弱くなり、フローリングの光沢が失われるほか、汚れや傷がつきやすくなるため、劣化のスピードが速くなります。

フローリングを長持ちさせる理想的なサイクルは、半年に1回のワックスがけが目安となります。ワックスは乾きやすさが仕上がりに大きな影響を与えるため、ワックスがけは晴れた日がおすすめです。

また、梅雨の時期を避けた半年間サイクルとすることで、天候に左右されにくくなるでしょう。

床の摩擦や熱に気を付ける

床の摩擦はフローリングを傷つける大きな要因となります。特に、家具を移動する際に引きずりながら動かしてしまうと、いくらワックスで保護層を形成していても摩擦によって傷がついてしまいます。

家具などの重量物を移動する際は、必ず持ち上げて運ぶように心掛けましょう。

また、フローリングはヒーターなどの熱や乾燥で傷みやすく、ひび割れや反りの原因にもなるため、暖房の取り扱いには注意が必要です。

例えば、ヒーターやエアコンで部屋を暖める際は加湿器を併用したり、ホットカーペットとフローリングの間に断熱マットを敷いたりすることで、フローリングへのダメージを抑えることができます。

フローリングワックスを業者に依頼するのがおすすめな理由

DIYが広く普及した現代では、フローリングワックスを自分で行う方も珍しくありません。しかし、プロの業者だからこそ依頼することをおすすめしたい理由があります。

ここでは、フローリングワックスを業者に依頼するメリットについて解説します。

手間がかからない

フローリングのワックスがけは、想像以上に時間と手間がかかります。ワックスを塗布する作業はもちろんのこと、家具を移動したり、床の清掃や洗浄を行ったりするような事前作業も必要です。

特に、古いワックスの剥離作業は未経験者や初心者には難しく、適切な道具を使用し
ないとフローリングを傷つけてしまうリスクがあります。
これらの作業にかかる労力と時間を節約できることは、業者に依頼する大きなメリットと言えるでしょう。

まとまった時間を確保することが難しい方や自分でするのが面倒だと感じる方は、業者に依頼することをおすすめします。

仕上がりがきれい

業者に依頼することで、フローリングワックスのきれいな仕上がりが期待できます。

フローリングの清掃や洗浄などの下処理を丁寧に行うことと、ワックスを均一に塗布する技術は、ムラのないきれいな仕上がりを左右する重要な要素です。
そのため、知識と経験のない未経験者や初心者が作業を行うと、下処理不足や均一に塗布することができず、ムラが生じてしまい見栄えが悪くなってしまいます。

一方、業者であれば最適な施工方法や高い技術とノウハウを持っているため、ムラなくきれいに仕上げることができます。

美しい仕上がりを希望する方や、ワックスがけを失敗したくない方は、業者に依頼するメリットが大きいと言えるでしょう。

フローリングにあわせてワックスを選んでもらえる

フローリングワックスは、床材の種類や使用環境に応じたものを選ぶ必要があります。床材と相性が悪いワックスを選んでしまうと、床の状態を悪化させてしまうリスクがあります。

業者に依頼することで、フローリングに合ったワックスを選んでもらえるため、ワックスを間違えてしまうリスクや不安が解消できるでしょう。

また、業者であれば一般的には入手できないようなプロ仕様のワックスを使用することも可能です。

どのようなワックスを選んだらいいのか判断に悩むような方や、ワックス選びで失敗したくない方は、業者に依頼することをおすすめします。

フローリングワックスやハウスクリーニングはねこの手クリーンにお任せ

ねこの手クリーンは、フローリングワックスはもちろんのこと、お客様のご要望に応じてお住いの隅々までクリーニングを行っています。

キッチンやサニタリーといったエリア全体をクリーニングするお得なセットプランに加え、換気扇やエアコンなど限定したところだけをピンポイントでクリーニングするプランも豊富に取り揃えています。

また、オフィスや店舗、医療施設といった事業所様向けのクリーニングサービスも展開しており、これらの清掃に関する豊富な実績を持っていることも、ねこの手クリーンの強みです。

べたべたとした油汚れが蓄積したコンロや換気扇、浴室の頑固なカビや水あかといった年数が経過した汚れの除去は、プロの私たちにぜひお任せください。
お客様が快適に過ごせるお住まいの環境づくりをお手伝いいたします。

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